ゲン担ぎによる恐怖
今週のお題「ゲン担ぎ」
ゲン担ぎというより、おまじないの話になりますが。
小学生の頃、おまじないが流行りました。
消しゴムに好きな人の名前を書くとか、願い事を書いた紙を持ち歩くとか、本当にいろんなおまじないがありました。
その中で私は、勉強に関するおまじないを多く実践していました。
テストの前と後で小さくガッツポーズをするといい点が取れる。
自分の名前の上から、指でその授業の担当の先生の名前を書くといい点が取れる。
テストで名前を書くとき、一度も書き間違えなかったらいい点が取れる。
などなど。
このおまじないをやることで安心していたのですが、ふと不安に思ってしまいました。
おまじないができなかったとき、テストで悪い点を取るんじゃないか。
そう思うとやめるにやめられなくなってしまいました。
やめてしまうとこれからのテストで全部悪い点を取ってしまう。
その恐怖心から抜け出せず、中学生ぐらいまでやっていた記憶があります。
高校受験が近くなるうちに、私の恐怖心は最高潮に達しました。
もし、もしも受験当日におまじないを忘れていたら、いい点が取れずに不合格になるのではないか。
それよりは普段の定期テストで失敗した方がましだ。
そう思った私は、あるとき、全てのおまじないをやめました。
特に何も起こりませんでした。
それから、おまじないの類のものは一切やらなくなりました。
ゲン担ぎ、おまじないは、できなかったまたは忘れていたときの恐怖心が大きくて、なかなかできませんね。